【てだこウォーク2019】潜入!米軍基地キャンプキンザー。ショッピングも楽しめました^^

イベント

てだこウォーク2019に参加してきました。今回の目玉は何と言っても米軍基地内のウォーキング。通常一般人は入ることのできない米軍の基地に歩いて入ることができるんです。しかも今回はショッピングも楽しめました。そんな様子をお伝えします。

と、その前にキャンプキンザーについてのメモ。

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キャンプキンザー(Camp Kinser)とは?

沖縄県民なら誰でも知っている米軍の基地。浦添市の西側、西海岸に位置します。国道58号線を那覇から名護向けに走っていると、左手に見える柵の向こう側にゴルフ場のような草っぱらと平屋建ての巨大な建物が点在する敷地がキャンプキンザー。国道58号線右側のゴミゴミした街並みとは対照的。

google mapで見ると一目瞭然。


ちなみに正式名称は牧港補給地区。敷地は南北3km、東西1kmに広がり、面積は2.7キロ平方メートル(=270ヘクタール)。東京ドーム約60個分。う~ん、ぴんときません。那覇空港(326ヘクタール)を少し狭くした感じでしょうか。

出典:沖縄県公式HP那覇港湾・空港整備事務所公式HP

なお、国道58号線沿いは既に返還されており、現在拡幅工事が行われています。将来的には全面返還されるそうです。西海岸の開発計画にはビーチも盛り込まれており非常に楽しみです^^

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キャンプキンザーの様子

さて、ここからは本題。キャンプキンザー内の写真をペタペタと貼り付けていきます。やっぱり基地内は広い!

ウォーキングルート

キャンプキンザーをこのようなルートで歩きました。てだこウォークのマップです↓

屋富祖通り向かいのGATE2から入って、基地内の一部を反時計回りに一周するルート。コース名は『サンセットコース(キャンプキンザーを巡る5km)』です。

キンザー内の写真

ここが屋富祖通り向かいのGATE2。見張りがいます。どきどきわくわく。身分証明書の提示を求められるかと思いましたが、そのまま通過。ちょっと拍子抜け。

基地内の道路はとことん広い。片側2車線の道路ですが、幅50mくらいはありそう。滑走路みたいですね。この写真の建物、倉庫のようです。

近づいてみると↓

『DANGER』と警告表示が!16m以内火気厳禁。補給地区だけに石油系の燃えやすいものが貯蔵されているのでしょうか。

『consolidated storage program』『 individual issue facility』って何でしょう。google翻訳を使うと『統合保管プログラム』『個別発行施設』と訳されます。う~ん、何が入っているか気になる。。。

さて、しばらく歩くとガソリンスタンドが見えてきました。ガソリンスタンド脇には自販機あり。ドル表示かと思いきや、日本円表示。1本100円~120円と通常の自販機と同じくらい。

自販機の脇にトイレがありました。トイレの表示は見慣れた表示。

こちらは住宅。基地内に高層マンションがあります。しかも一棟や二棟ではなく複数。六棟くらいはあったかと。手入れが行き届いていて外壁にシミ一つありません。キンザー返還時に払い下げにならないかなぁ。

それにしても敷地の使い方が贅沢過ぎます。

さてさて、いよいよショッピングセンター到着。入口脇に『EXCHANGE』って書いてあります。ショッピングセンターの名前?両替コーナーでもあるのかな?

Pizza Hut、SUBWAYの見慣れた表示があり、気持ちが和みます。入りづらい雰囲気もありましたが、意を決して内部へ潜入開始。

建物に入ってまず目に付いたのはお土産コーナー。和風、日本土産がたくさん置いてあり、沖縄のお土産は皆無。日本刀が特に人気のようです。アメリカ側からすると沖縄イコール日本というイメージなんですね。沖縄県民としてはちょっと残念。

さて、こちらから日用品の売り場。入口に大きく『EXCHANGE』と書いてあるので両替コーナーというよりもスーパーマーケットの名前かも。

中に入ると衣類や石鹸、薬、食料品(お菓子類が多い)、飲み物、おもちゃなど、色々販売されています。

なお、このスーパーマーケットでは日本人は食料品や飲み物しか買えないそうです。しかも日本円は使えません。クレジットカードは使えるのでお菓子を数点買ってみました。

ショッピングセンター内のコーヒーショップ『GREEN MEANS COFFEE』で一服。アメリカンコーヒー(ホット)Sサイズを注文。200円也。ここでは日本円が使えました。

写真を撮り忘れましたが、日本円が使えないのはスーパーマーケットの『EXCHANGE』のみのようで、他の専門店では使えるようです。

こちらはめったにお目にかかれないキンザー側から見たパルコの様子。遠くない将来、この風景は珍しくなくなるでしょうね(2/2(日)『20kmコース』参加時の写真)。

丘の上の一本松。夕陽を背にしたら味のある写真が撮れそう。左側にスタッフ(誘導員)がいます。暑い中お疲れ様です。

FM沖縄側(南側)のゲートから出てキャンプキンザーを後にしました。

余談ですが・・・キンザー内の土地を買うこともできます

沖縄県内の不動産業者で基地内の土地を購入することもできます(最近流行りの軍用地売買)。

使えない土地を買っても意味がないんじゃない?なんて思うことなかれ。基地内を土地を所有しているだけで収入が得られるという優れもの。基地内の土地を所有する=所有している土地を国に貸している、なので借地料が安定して入ってきます。

この低金利時代に優良利回り安全資産として人気急上昇中の軍用地売買ですが、キャンプキンザー内の土地は特に人気があります。

さらに上述した借地料に加え、基地返還後の地価上昇が期待されてどんどん売買価格が上昇中。返還後の区画整理に伴い那覇新都心のように化けるんじゃないか、という思惑があります。

先手を打ってパルコが西海岸に建設中。2019年夏に開業予定です。ちょっと気が早いような気がしますが、どうなんでしょう。

沖縄県民としては楽しみな話題のひとつです^^

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終わりに

率直な感想。キャンプキンザー内はとても広い!広すぎる!基地内を散歩していると気分は海外。せわしい現実を忘れさせてくれるひと時でした。

それにしてもちょこっと歩くだけで海外旅行気分を味わえる『てだこウォーク』は本当に面白い。また来年も参加してみようと思います。

今回参加したコースは3つ。

  • 30km(浦添西海岸と首里を巡るコース)
  • サンセットコース(キャンプキンザーを巡る5km)
  • 20km(キャンプキンザーウォークコース)

第18回うらそえツーデーマーチ『てだこウォーク2019』。堪能しまくりの二日間でした^^

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