動きの悪い窓で困ったことはありませんか?キーキー鳴ったり、重たかったり、ガタガタ変な音がしたり、古くなってくると窓の動きが悪くなってきますね。
今回、動きが悪くなった窓を自分で修理してみたのでその様子を記事にしました。参考になれば幸いです。
窓が重たい原因は?
主な原因は戸車の劣化。
ご存知のとおり窓には2つの車輪(戸車)がついてます。この車輪が窓枠を転がることによって、スムーズな窓の開閉を実現します。
この戸車、中にベアリンが入っており、錆に弱いんです。錆びて中のベアリングの動きが悪くなると当然車輪の動きが悪くなり、窓が開閉しづらくなります。
なお、戸車の調子が悪くなってもそのまま使用していると、樹脂製の車輪が擦り減り、車輪内部の金属部分と窓枠のレールが直接擦れるようになります。そうなると窓枠レール部分にも傷が付き、修繕が大掛かりになってしまいます。早めの戸車交換をおススメします。
準備するもの
- プラスドライバー
- 新しい戸車(今回は神鋼建材工業SS-7を用意)
- 電動ドリル(場合による)
意外と少ない。慣れれば簡単です。
実際に交換してみよう
戸車を交換するために、まず行うことは対象の窓を外さなければなりません。
窓を外そうとすると網戸が邪魔になってくるので先に外してしまいます。外れ止めのネジを回してロックを解除。
ネジを緩めても外れ止めが緩まなかったのでテコの原理で無理やり引っ込めました。
今度はアルミ窓の外れ止めも外します。網戸、窓の順に丁寧かつ慎重に外していきます。窓本体は重たいので2人以上で外した方がいいと思います。誤って落としてしまい、窓を壊すのもそうですが、足の上に落ちたらケガをします。
そして外した窓を裏返します。戸車があらわになりました。ペアリングが動かなくっており、樹脂部分に擦れた後が。しかも少し減っていました。この窓の動きが悪い原因はこれですね。
ということで早速交換作業実施。
ここで問題が発生。ネジが固着していて回りません。力任せに回そうとしたらネジ山がつぶれてしまいました^^;
しょうがないので電動ドリルでネジを削っていき、穴を出していきます。
何とかネジの除去完了。戸車を抜き取るとすっきりします。
上が新しい戸車、下が古い戸車。戸車の左側についているネジが車輪の高さを調整するネジになっています。車輪の高さが適切でないと、窓のカギがかからなかったり、しっかり窓を閉めることができなかったりするので古い戸車に合わせてあらかじめ高さを調整しておきます。
窓を組みつけてみて具合が悪ければ微調整します。
新しい戸車を窓にセットして、、、
ネジ止めしたら完成^^
外した時の逆の手順で窓を元に戻せばOK。
最後に
戸車交換、意外と簡単でした。重くなった窓でストレスを感じているなら思い切って戸車を交換してみてもいいかもしれません。
なお、今回手間取った点は2つ。
- 外れ止めのネジを緩めても外れ止め本体が緩まず、窓を外すのに手間取ったこと
- 戸車を固定しているネジのネジ山がつぶれてしまったので穴開けに時間がかかってしまったこと
戸車交換にかかった時間は15分程度。
あと、戸車は種類が無数にあります。メーカーや窓のタイプによって千差万別。ホームセンターなどでは汎用品が販売されています。どんな戸車を買えばいいのか悩みますよね。
悩んだら純正品が安心。
面倒ですが、アルミ窓のメーカーを確認しつつ、一度窓を外して戸車の形状を確認しておけば安心して戸車発注ができます。
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