子ども達が自分から進んで勉強してくれるような教材があればいいと思いませんか?
『子ども=勉強嫌い』なイメージがありますが、教材によっては自発的に競い合うように勉強してくれるんです。
それがタイトルにも記した『なぞぺー』です。なぞぺーってなんだか変な名前ですよね。ですが、内容はしっかりしていて、ウチの子はドハマり中。風呂上りに裸んぼうのまま解いてたりします。
今回はそんな『なぞぺー』について紹介します(効果は個人差がありますのでご了承ください)。
1.「考える力がつく算数脳パズル『新はじめてなぞぺー』年中~小学1年」
1-1.新はじめてなぞペーとは?
人気の学習塾『花まる学習会』が作った算数パズル『なぞぺー』シリーズの一番易しい教材。
Amazonの内容紹介に、
勉強ではなく「もっとたくさんやりたい、遊びのようなもの」として楽しめる算数パズル
と書いてあり、数学的思考力を養うための問題集です。
この問題集のタイトル、“新”なぞぺーとなっています。
何が“新”かというと、旧版の『はじめてなぞぺー(2007年初版発行)』の改訂版だから。2015年に全面改訂されて登場しています。
初版発行から累計4万6000部のロングセラーとなっています。
1-2.なぞぺーについて
なぞペーは
・知らず知らずのうちに算数脳が育つ
・夢中になれる
教材です。
子供が夢中で取り組みます。本当にゲームです。
大人が見ても、「へー、ほー」って思うような問題です。
考えさせられる内容ですが、飽きることなく次のページに進めます。
問題によっては、一瞬でわかるのもあれば、10秒程度かかるのもあります(それでもわずか数十秒ですが)。
そして、考えて答えが出た後の「できたー!」という満足感・達成感が味わえます。
これがよいのだと思います。
ウチの子ども達にやらせてみると、得意そうに、嬉しそうに「できた!」って言います。「え、もうできたの?すごいね!」って言うと、「簡単だよ」と得意顔。
そうしているうちに自然と算数脳が育つ^^
出版元の草思社のページを是非ご参照ください(アフィリではありませんのでご安心を)。
1-3.なぞぺーの具体的な内容は?
問題はレベル1~4までそれぞれ14問あります。
具体例をいくつか挙げると、
・迷路
迷路が勉強なのか?と不思議に思いましたが、なんと「場合分けの問題」を解くための力を付けるのに良い教材なんだそうです。知りませんでした!そして、ただの迷路かと思いきや、立体だったり、防犯カメラ(?!)に見つからないようにだったりと、面白い設定やルールが設けられていて、飽きずに取り組むことが出来ます。
・規則探し
文字通り、規則性を見つけるための「ひらめき」を磨く問題です。記号や文字が並べられ、空欄になっているところを埋めるという形式です。
・ブロックかぞえ
積み上げられたブロックを数える問題。見えない箇所のブロックが認識できるかどうかがポイントで、空間認識力を高める問題ですね。この問題に取り組んだ一番最初の時、我が家では、実際に家にあった積木を用いてその形を作り数えました。そうすることで、2回目以降はとてもスムーズにイメージ出来るのか、簡単に解答していました。
・風船と矢
矢が飛んで行って、風船を割り、残る風船はどれでしょう?という問題。これは「補助線が見える力」つまり、平面図形センスを磨く問題です。「補助線」は中学校の平面図形の問題で出てきますね。
・道順
スタートからゴールまで、どの道を通りますか?全てのパターンを考えましょう、というもの。「場合の数」の考え方に繋がる問題です。
いずれも、単純な計算問題などは一切なく「自分で考えること」に重点が置かれてた良問ぞろいです。
それらを解くことによって、試行錯誤能力、発見能力、空間認知能力、平面図解能力、平面図形能力発見能力、試行錯誤能力、論理能力、いわゆる「数学的センス」が自然と養われるとのことでした。
2.なぞペーが子どもウケする理由
なぜ『なぞぺー』は子どもウケするのでしょうか。
私的見解ですが、とてもよく考えられた問題ばかりなので、勉強をしているというよりも、パズルゲームをしているような感覚になるのだと思います。本当に簡単な問題が多いので、我が家の子供達はまんまとハマりました(笑)
また、問題によって「これ好き」、「これはあまり好きじゃない」が出てくると思いますが、それも子供の得意・不得意パターンがわかって良いかなと思いますよ。
3.ところで花まる学習会って何?
3-1.『花まる学習会』とは?
『花まる学習会』は首都圏を中心に大変人気の学習塾です。
代表の高濱正伸先生により、「メシが食える大人に育てる」という理念の下、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を教育の軸に1993年に設立されました。
高濱先生は、東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程を修了しており、算数オリンピック作問委員も務める傍ら、2018年7月からは、日本棋院の理事もされているそうです。
『花まる学習会』の対象年齢は年中から小学校6年生。これとは別に小学校4年生から中学3年生を対象とした進学塾“スクールFC”も存在します。
この『花まる学習会』、なんと口コミだけで、母親たちが場所探しから会員集めまでしてくれる形で広がったそうです。設立当初わずか20名だった会員数は、23年目で2万人超と、数字を見ても大変人気なのがわかります。
また、代表の高濱先生は、各地で保護者などを対象にした講演会も行っており、参加者は年間3万人を超え、毎回キャンセル待ちが出るほどの盛況ぶり。書籍も多数出版されており、『伸び続ける子が育つお母さんの習慣』、『小3までに育てたい算数脳』『わが子を「メシが食える大人」に育てる』『算数脳パズルなぞぺ~』などがあります。
さらに「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」など、多くのメディアでも取り上げられ、紹介されています。
私がこの塾を知ったきっかけもテレビでした。小学校低学年の授業風景が取材されていましたが、テンポの良い指導と授業内容、子供達の授業中の様子、保護者の感想などが放送され、「凄くいい!これは良い!近くにこの塾があったら、子供を通わせたい!!」と感じていました。
その『花まる学習会』の高濱先生が作った問題集なら間違いないと思い、購入してみたのですが、それが大正解!本当に良い教材でした。
4.終わりに
なぞぺー導入を振り返ってみると、色々試行錯誤があったんだな~って思います。
余談ですが、なぞぺーに出会うまでのちょっとした苦悩を書き記します。
冒頭で述べた“広い視野で学ぶには自発的に勉強を促す必要がある”ということで、どうすればいいのかを日々考えていました。
“自発的に”がミソ。詰め込みではなく、自分も子供達も楽にゆるーく、無理なく!自宅学習をして行きたいなと。
とりあえず何か始めてみようと思ってネットで検索。
まず最初はくもん出版の幼児向け文字、数字、迷路などからスタート。特に迷路は楽しんでやっていました。
しかし、ここで問題が。飽きるんです。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
子供も、隣で見ている自分(!)もだんだん飽きてきてしまいました。
最初はいいんです。でも、ただ書くのは飽きる。とくにかく飽きる。
まだ、文字にそれほど興味がなかったせいかもしれません。
もちろん個人差はあると思いますが、とにかく飽きる。
鉛筆に慣れるには、良かったかな?と思います。
(使用したテキスト、対象年齢は3歳からとなっていますが…)
そこで子供がもっと楽しめる教材はないかと探した結果、なぞぺーにたどり着いたわけです。
なぞぺーおすすめです。是非お試しください。
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