小学校入学前のお子様の教材選びで悩んでいませんか?
教材を与えても全然問題を解いてくれない、最初のうちは喜んで取り組むけれどすぐに飽きてしまって全然続かない、そんな悩みを解決してくれる教材があるんです。
今回はそんな教材を3つ紹介します。参考になれば幸いです^^
(我が家での実体験および知人の経験談を基に記事にしております。個人差がありますのでご了承ください)
1.「くもんのすくすくノート」めいろ(株式会社くもん出版)
「くもんのすくすくノート」は、「くもん出版」から出版されている幼児のために開発された遊びながら能力を伸ばす教材です。
「くもん」と言えば公文式教室。「くもん出版」は、その公文式教室を指揮する株式会社公文教育研究会の系列会社になりますので安心して取り組めますね。
ウチの子ども達もこの教材でやる気アップしました^^
1-1 「くもんのすくすくノート」シリーズの概要
「くもんのすくすくノート」シリーズは初めて鉛筆を持つ2歳から小学校入学前の5、6歳までの子ども達を対象とした教材です。レベル別、分野別に合計28冊(詳細は後述)。B5サイズで一冊あたり両面印刷の64ページで構成されています。
やる気アップの秘密は子ども達が大好きなシール。
『できたね!』『がんばったね!』『やったね!』などの言葉とイラストが一つになったシールに台紙付属しており、一枚終えることに台紙にシールを貼っていき達成感を味わえます。
株式会社くもん出版:https://www.kumonshuppan.com/stationery/lineup-stationery/?c1[]=49&ze=2
1-2 「くもんのすくすくノート」シリーズのラインナップ
「くもんのすくすくノート」シリーズのレベルは対象年齢別に5段階に分かれています。易しいレベル順に
① 2~4歳向けの「はじめての○○」(7分野)
② 3~5歳向けの「やさしい○○」(6分野)
③ 4~6歳向けの「がんばり○○」(6分野)
④ 入学準備向けの「入学まえの○○」(5分野)
⑤ 入学準備向けの「だいすき○○」(4分野)
の5段階。細かい設定ですね。
なお、○○は分野を現わしており、例えば「はじめての○○」では、
「はじめてのえんぴつ」
「はじめてのぬりえ」
「はじめてのもじ」
「はじめてのかず」
「はじめてのめいろ」
「はじめてのきりえ」
「はじめてのかみこうさく」の7分野となっています。
レベル別に苦手分野を学習できるのはいいですね。
1-3 特におすすめの分野は「めいろ」
上述したように、多数の分野がありますが、特におすすめなのが「めいろ」。
子ども達は放っておいても自分から教材を引っ張り出してしまうほどハマります。
我が家では、上の子が2~3歳ころに「はじめてのもじ」「はじめてのかず」「はじめてのめいろ」「はじめてのきりえ」をやってみました。
親の側からは、勉強というよりも座って鉛筆を持つ練習のつもりだったので、一日1枚程度のペースで進めていました。
ところが迷路だけはとても楽しかったらしく、一度に3枚(合計6ページ)多いときで5枚くらいやっていました。
子どもにとっては楽しい遊びだったようです。
下の子も3歳になった時に与えてみたのですが、同じように迷路だけはどんどん取り組んでいました。
「めいろ」は三段階のレベルがあり「はじめてのめいろ(2~4歳向け)」「やさしいめいろ(3~5歳向け)」「がんばりめいろ(4~6歳向け)」が出版されています。もちろんどれもお勧めします。
2.「早ね早おき朝5分ドリル おんどくあんしょう」(株式会社学研プラス)
これは3歳~5歳、小学校入学前の幼児を対象に作られた、音読・暗唱のための教材です。
音読する文章は早口ことばや名文などで、本格的な学習を始める前に脳に「学習の心地よさ」を脳に感じさせ成長を促すというもの。
2-1 「早ね早おき朝5分ドリル おんどくあんしょう」の概要
「早寝、早起き、朝ごはん」理論、徹底した「反復練習」を行うための「百マス計算」で有名な、陰山英男先生が監修した幼児向けドリルです。
この「あんどくあんしょう」ドリルの目的は『幼児期から脳を元気にめざめさせる生活習慣を身につける』『イメージ力や暗記力を、楽しい早口ことばや名文の音読・暗唱で遊びながら身につける』こと。
ドリルと言えば黙々と問題を解く面倒なイメージがありますが、この教材は違います。ウチの子ども達も楽しく取り組めましたよ^^
学研出版サイト:https://hon.gakken.jp/reference/problem_schoolchild/drill_5minutes/
2-2 「早ね早おき朝5分ドリル おんどくあんしょう」の内容は?
「おんどくあんしょう」ドリルは紙一枚が一日分。
表と裏の両面印刷がされていますが、音読の文章は表面のみで、裏面は簡単な時計と時間の学習プリントとなっています。
ドリルは全部で31枚あり、徐々に文章が長くなっていきます。音読は“5ふんでやろう!”と記載がありますが、1分もかからず読める内容でストレスなく継続することができます。
ちなみに一日目の文章は「すももも ももも ももの うち」 です。とても簡単!
2-3 「おんどくあんしょう」にチャレンジしてみた結果
なんと子ども達が自主的に音読を始めるようになります。
ひらがながまだ十分読めないうちは、親が先に音読して後から繰り返し音読するということをしていましたが、そのうち読めるようになると1人で勝手に(?!)読んでいました。
慣れてくると一日1枚ペースが2枚、3枚と日を追うごとに徐々に増えていき、しまいには31枚全部一気読みをして、「読めたー!終わったー!」と言って達成感を味わっていました。
この教材で上の子どもはひらがなを覚えることができました。小学校の勉強にも繋がる声に出して読む(音読の)練習になったので良かったです。
3. 「宮本算数教室の教材 賢くなるパズル 入門編」(株式会社学研プラス)
「賢くなるパズル」とは、問題がパズルなので勉強している気がせず、なおかつ問題を解くことで集中力、計算力、思考力、粘り強さが身に付くという教材です。
そして、こうした特徴が高学年になっても投げ出さない・逃げ出さない・真剣に考える子を作るという優れもの^^
3-1 「宮本算数教室の教材 賢くなるパズル」の概要
首都圏某所で算数教室を営んでいる『宮本算数教室』の教材を書籍化したもので、数字のパズルです。
入門編から始まるこちらのシリーズは累計150万部突破、さらに世界5カ国(韓国、タイ、ドイツ、フランス、チェコ)でも発売されています。
この教材にはひとつだけルールがあり、それは親が絶対に教えないということです。
ページをめくると「絶対に教えないでください!」とあります。解けても解けなくても、子供が考えることが重要とのこと。
教室でも先生は教えない、質問も受け付けないんだそうです!日を改めて取り組み、全て子供自身で考えることが最も重要なんだそうです。
賢くなるパズル&算数WEB(Gakken):https://miyamoto-puzzle.com/
3-2 宮本算数教室とは?
宮本算数教室は無試験・先着順の入塾ながら、開成・麻布・栄光・筑駒・桜蔭・フェリスなどといった最難関中学校に、近年生徒の80%以上が進学する実績を持っている教室です。
入塾申込日には、メールが殺到し、倍率5倍以上になるほどの大人気の教室とのこと。
『賢くなるパズル』はこの教室の3年生用の教材で、入塾した生徒は最初の1年間ひたすらパズルを解くんだそうです。
1年間このパズルをみっちりとやった生徒たちは4年生、5年生と学年が上がっても、問題を粘り強く考える姿勢が身についているので、どんな教科のどんな問題でも真剣に取り組むことができ、それが無試験・先着順の入塾ながら、首都圏最難関中学への高い進学に繋がっているそうです。
3-3 「賢くなるパズル」にチャレンジしてみた結果
教材をテーブルに置いておくだけで子どもが自力で一冊解いてしまいました!
この教材の表紙に『お子さんの目の届くところにさりげなく置いてみてください。
親が焦らなければ、お子さんは自然に賢くなるはずです。』と書かれています。
そこで、さりげなく(?)テーブルの上に置いておいたのですが、早速「これなーに?」と言って、興味を示し取り組み始めました。
この入門編は初級から上級までの3つのレベルから作られています。初級といえども初めて取り組むパズルに最初は戸惑い、すぐに「教えてー」と言ってきました。
でも、そこは「絶対に教えない」のルール。「これは親が絶対に教えてはいけないんだよ。ほら、ここに書いてあるよ」と言うと、納得したのか1人で考え始めました。
そして、一枚解くとコツを得たのか、次の問題にも取り組んでいました。
長続きのコツは「一度にたくさんやりすぎないこと」と書いてあったので、我が家は気が向いたときに3~4枚でした。
さすがに上級問題になると、解けずに数日放置ということもありました。
ところが、本当にビックリなのですが、時間を置くとなぜか解けるようになっており、結局一人で1冊やり切っていました。
はっきりした効果はこれからだと思いますが、飽きずに取り組むことのできる教材としてお勧めです。
4 終わりに
以上3点、参考になったでしょか?
幼児期の教材は、飽きずに遊び感覚で取り組めるものが1冊やり切るコツなのかな?と思います。
また、三つ目に紹介した「賢くなるパズル」は取り組んだのは入門編だったのですが、基礎編、足し算、引き算、四則演算といろいろシリーズがあるので、小学校入学後も引き続きさりげなくテーブルに置いて(笑)、子ども達の反応をお知らせしていきます。
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